【投資初心者向け】東証株価指数 TOPIX を分かりやすく解説

今回は、日本の代表的な指標となる『TOPIX』についてシンプルかつ分かりやすく解説したいと思います。

東証株価指数・TOPIXとは

東証株価指数はTOPIX(Tokyo Stock Price Index)ともいい、東京取引所第一部に上場する約2100銘柄の時価総額を指数化したものです。TOPIXは東証の中で最も信頼性の高い株価指数の1つです。

東証一部上場をしている約2100銘柄を対象にして、その時価総額の増減を測る指標です。日経平均株価のように「円」で表すのではなく「ポイント」で表す数値となります。

TOPIXは、1968年1月4日を基準日とし、その時価総額を100ポイントとした場合、 今の時価総額がどれくらいかを表します。
【計算式】 TOPIX = 比較年の時価総額 / 基準年の時価総額 x 100
[時価総額とは]
時価総額とは、上場企業の株価に発行済み株式数を掛けたものであり、企業価値を評価する指標です。

時価総額 = 株価 x 発行株式数

[東証一部に上場する条件]
株主数:2,200人以上
流通株式数:2万単位以上、または流通株式数(比率)上場株券等の35%以上
時価総額:250億円以上



東証株価指数 推移


東証株価指数の推移は、日本の高度経済成長とともに上昇し1989年末には2884.80ポイントを記録。2000年代に入りITバブル崩壊、リーマンショックなどの経済的なダメージを負いながらも2013年よりアベノミクスによって上昇。現在は 1,476ポイント(2020年5月12日)となっています。

日経平均株価との違いは?

戦後から現在までの大きな動きはTOPIXも日経平均株価も基本的には同じです。日経平均株価は、1950年の176円からはじまり高度経済成長とともに株価は上昇。1989年12月には過去最高の38,915円を記録。その後はバブル崩壊とともに株価は大きく下落しました。リーマンショックでの下落やアベノミクスによる上昇もTOPIXと同様です。

細かくみる場合は、対象としている企業数や算出の方法の違いなどから必ずしも一致する動きにはならず、一般的には日経平均株価は影響度の高い企業によって株価が変動しやすくことに対して、TOPIXは日本経済全体の大きな動きを表すと言われています。

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