テスラの時価総額がトヨタを抜いたことが話題になりました。
企業規模は、トヨタの方が断然大きいですし、自動車の販売台数も桁違いです。
それにも関わらず、時価総額ではテスラが世界一になりました。
今回は、テスラとトヨタを比較して、どれだけの違いがあるのかを分かりやすく解説したいと思います。
テスラとは
テスラ社は、アメリカ。カリフォルニア州に本社を置く電気自動車メーカーです。設立は2003年、社名は物理学者のニコラ・テスラにちなんでつけられました。
インターネット決済のPaypalや宇宙関連事業のスペースXの設立者であるイーロン・マスク氏がCEOとなっています。
19世紀中期から20世紀中期にかけて交流電気方式、無線操縦、蛍光灯、空中放電実験で有名なテスラコイルなどを発明した人物。危険な研究を行なっていたことからマッドサイエンティストとも呼ばれたりしています。
2008年に発売された電気自動車・ロードスターが話題となり、その後モデルS、モデルXと新車種をリリース。
2016年には普及価格帯となるモデル3を発売したことで、販売台数は大幅に増加。
モデル3の最新タイプでは、一回の充電で560kmの航続距離が得られ、100km/hまでの加速は3.4秒、また運転支援システムとなる『オートパイロット』を搭載しています。
時価総額とは
まずは話題になっている時価総額についての復讐です。
時価総額とは、『株価に発行済み株式数を掛けた数値』のことを言います。
ある企業の株価は100円で、株式を1000株発行していたとすると、
時価総額は10万円です。
株価100円 x 発行済み株式数 1000株 = 100,000
テスラ VS トヨタ
【 時価総額比較 】
テスラ 23兆円
トヨタ 22兆円
【 売上高 】
テスラ 2兆7000億円
トヨタ 30兆円
【 営業利益 】
テスラ 80億円
トヨタ 2兆5000億円
【 自動車販売台数 】
テスラ 37万台
トヨタ 1000万台
好調な株価
テスラの株価は、暴騰により2019年後半から大きく上昇。当初200ドル程度だった株価は2020年7月には1500ドルまで上がりました。
2017年比では約7倍の上昇です。
好調な状況の中でも、イーロン・マスク氏がツイッターへ「テスラ社は破綻した」(エイプリルフールネタ)と投稿したことで株価が大きく下落したりと話題はつきません。
企業規模や売り上げではトヨタとは圧倒的な差がありますが、多くの人が電気自動車、自動運転の将来性を評価していることの現れです。
とは、言っても上がりすぎのような気もしますけどね・・・