脱初心者に向けて知っておきたい株式用語

株式投資をはじめてると知らない専門用語がどんどんとでてきますよね。

“銘柄”や”約定”など取引に関する言葉は覚えたけど、マーケットのニュースなどで使用される難しい言葉は初心者には少し難しかったりします。

普段は使わない用語がどんどんとでてくるので、ニュースなどについていくことができなかったり、市場の全体像が掴めなかったりします。

そうすると投資タイミングを逃したり、本来はリスク回避しないといけないところで勢いで買い増しを行ってしまったり、用語を知らないと売買の判断にも影響をおよぼす可能性があります。

今回は、脱初心者に向けて知っておきたい株用語をまとめてみました。これらを知っているとこれからの投資にきっと役立つと思います。

利食い/損切り

利食いとは、値上がりした株を売却することで利益を得ることです。「利益確定売り」や単に「利確」とも言います。

損切りは、含み損のある銘柄を売却し損失を確定することです。損切りをしない場合、含み損がさらに拡大する可能性があるため、損失が少ないうちに売却をすることを言います。

初心者はなかなか損切りができません。いつか上がると思うから。でも一度損切りすると肩の荷が降りてすごい開放感を得ることになります。それを知ってしまうと、いつしか少しでも損失をだしてしまうと損切りをして楽になりたいと考えます。利食いを1回しても、その間に損切りを10回するとトータルでマイナスです。

一方で行動経済学では、人間の心理状態として考えた場合、利食いはすぐに行ってしまいますが、損切りはなかなかできないと言われています。タイミングが難しいですよね。

一般的には、何%上昇したら利食い、何%下落したら損切りというようにラインを決めておくことが良いとされてます。

手仕舞い

手仕舞いとは、週末や長期連休などマーケットが休みになる間に悪材料が発生するリスクを回避するために利食いor損切りを行う行為です。

休み前などには手仕舞いによる売りが優勢になりやすく、株価下落の要因となる可能性があります。



順張り/逆張り

順張りとは、株価が上がっている最中に買い、さらに高値で売るというスタイルです。それとは逆に現在のトレンドとは逆の取引をするのが逆張りです。

SQ

SQ(Special Quotation)とは、先物・オプション取引においての特別清算指数(最終清算数値)のことです。
 
先物・オプション取引では最終売買日が設定されていて、その日の終了時間までに対象の建玉を決済しなかった場合、このSQ値で自動的に清算が行われます。

SQ決済は月の第2金曜日に行われ、3月、6月、9月、12月はメジャーSQ(MSQ)と言われます。これ以外の月はマイナーSQと呼ばれることがあります。

このSQ前後はさまざまな思惑をもった売買が行われるため、株価が大きく変動することもあります。

空売り

空売りとは信用取引のひとつであり、株を借りて売ることを言います。

証券会社から株を借りて空売りをして、その後株価が下落したところで買い戻します。その時の差額が利益になります。100円で売って80円で買い戻すと20円の利益です。株は証券会社へ返却する必要があります。

寄り付き

証券取引所がオープンする9時につく値段。取引開始前は「寄り前(よりまえ)」、寄り付きの値段が高ければ「高寄り(たかより)」、安ければ「安寄り(やすより)」と表現します。

引け

前場と後場の最終の取引価格のことを「引け」といいます。前場の最終の値段を前引け、後場の最終の値段を大引けと言います。

ザラバ

ザラバとは、寄付から引けまでの間の取引方法や取引時間のことをいいます。

サーキットブレイカー

相場が一定の時間内に大きく変動した場合に一時的に取引を中止させること。投資家の頭を冷やすことを目的とします。

騰落レシオ

騰落レシオとは、市場の過熱感を表す指標です。値上がりした銘柄数と値下がりした銘柄数の比率から計算し、買われすぎ、売られすぎを見ることができます。騰落レシオは100%が中立の状態
、120%以上になると過熱気味(値上がり銘柄が多い)、70%以下は底値ゾーン(値下がり銘柄が多い)といわれるのが一般的です。

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