
まくまく
OpenFoamではじめての流体解析をしてみましょう。公式チュートリアルにあるキャビティのサイズを変更してみようと思います。
前回の記事で作成したキャビティのサイズを変更してみようと思います。
前回作成したものはこちら
前回は公式チュートリアルに従い、キャビティを可視化してみました。今回はこのキャビティのサイズを変更します。
キャビティの作業フォルダには、0、constant、systemの3つのフォルダがあり、そのなかのsystemフォルダのなかに「blockMeshDict」というファイルがあるので、それをメモ帳で開きます。
ここで注目するのは以下の表記箇所
scale 0.1;
vertices
(
(0 0 0)
(1 0 0)
(1 1 0)
(0 1 0)
(0 0 0.1)
(1 0 0.1)
(1 1 0.1)
(0 1 0.1)
);
blocks
(
hex (0 1 2 3 4 5 6 7) (20 20 1) simpleGrading (1 1 1)
);
hexでは六面体(Hexahedra)の頂点を定義します。その横の(20 20 1)はx,y,zの分割数です。
(0 0 0) //hex0
(1 0 0) //hex1
(1 1 0) //hex2
(0 1 0) //hex3
(0 0 0.1) //hex4
(1 0 0.1) //hex5
(1 1 0.1) //hex6
(0 1 0.1) //hex7
vertices(節点)で座標を入力します。hex (0,1~)で定義したものに順番に対応しています。
vertices(節点)を書き換える
今回はこのvertices(節点)を手入力で以下のように書き換えて、実行してみましょう。
(0 0 0)
(1 0 0)
(1 0.5 0)
(0 0.5 0)
(0 0 0.1)
(1 0 0.1)
(1 0.5 0.1)
(0 0.5 0.1)
キャビティのサイズを変更することができました。