石油は私たちの最大のエネルギー源です。発電や動力、プラスチックの原料など暮らしのあらゆる場面で活躍している石油についてみていきましょう。
石油はどうやってできた?
※石油連盟より
石油は植物性プランクトンの死骸などが推積し、長い時間をかけて化学反応を起こし変化していったものと考えられています。炭素と水素の化合物(炭化水素)が主成分です。
石油はあと何年で枯渇する?
※石油連盟より
1970年代には石油はあと約30年と試算されていましたが、技術革新や新規油田の発見などにより2018年の試算では可採年数は約50年と発表されました。
石油の埋蔵量はどの国が多い?
サウジアラビア、イラン、イラク、アラブ首長国連邦など中東諸国で約5割、カナダやベネズエラなど米州で約3割を占めます。埋蔵量の合計は1兆7,067億バレルであり、これを2016年の石油生産量で除した可採年数は50.6年です。
石油は何に使われている?
自動車や飛行機、船舶などを動かす動力に約4割、火力発電所や家庭用の暖房など熱源として約4割、プラスチックや化学繊維などの原料に約2割。あらゆる分野で石油が使われています。
石油輸出国機構(OPEC)とは
石油輸出国機構(OPEC)とは、石油産出国の利益を守ることを目的として、1960年に設立された組織です。当初はイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5カ国でしたが、現在13カ国が加盟。原油生産量や価格の調整などする役割を果たしています。
国際エネルギー機関(IEA)とは
国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)とは、エネルギー安全保障のため経済協力開発機構( OECD)内の組織として設立されました。現在30か国が加盟。エネルギー安全保障の確保(Energy Security),経済成長(Economic Development),環境保護(Environmental Awareness),世界的なエンゲージメント(Engagement Worldwide)の「4つのE」を目標に掲げエネルギー政策全般をカバーしています。