NT倍率を分かりやすく解説 日経平均があがっても持株が上がらない訳

経済

日経平均株価もTOPIXも日本を代表する株価指数です。

これらの数値によって、景気の良し悪しやトレンドの確認などを判断します。

日経平均株価が上がれば、もちろんTOPIXも上がりますが、その上げ幅は同じではありません。

今回は、日経平均株価とTOPIXの関係が分かるNT倍率について分かりやすく解説したいと思います。



NT倍率とは

NT倍率とは、日経平均株価をTOPIXで割った指標です。

NTの『N』はNikkei225(日経平均株価)、『T』はTOPIX、それぞれの頭文字です。

NとTの倍率というと、日経平均株価がTOPIXの何倍に当たるか?を意味しています。

日経平均株価が20,000円で、TOPIXが2,000だったらNT倍率は10です。

日経平均株価がTOPIXの10倍であることが分かります。

[NT倍率]20,000 ÷ 2,000 = 10倍

実際の株価で当てはめてみましょう。

2020年7月3日の日経平均株価は22.306円、TOPIXは1552ポイントなので、NT倍率は14.4です。

[NT倍率]
日経平均 22,306円 ÷ TOPIX 1552 = 14.4

過去のNT倍率


この10年間のNT倍率は上昇傾向にあり、2020年には14倍を超える水準にまで上がってきています。

一般的に平均的なNT倍率は10と言われています。この10年間はその値より高く、且つさらに上昇を続けていることが分かります。

NT倍率が意味するもの

日経平均株価は、東京取引所第一部に上場する約2100銘柄の株式のうち225銘柄を対象にした株価指数であるのに対して、

TOPIXは、東京取引所第一部に上場する約2100銘柄の時価総額を指数化したものです。

NT倍率が高いということは、日経平均株価がTOPIXよりも強いということを意味します。

景気拡大時には、TOPIXの上げ幅よりも日経平均の上げ幅の方が大きくなります。

これは日経平均の値嵩株や輸出関連株などが指数へ影響しやすいため起こります。

TOPIXは変化が小さい


日経平均株価に比べるとTOPIXは変化が小さいです。

2020年のコロナショックの変化をみると、日経平均、TOPIXともに2020年3月中旬で底を打ってます。

この3月中旬時点(底値)から、2020年7月までの局面を見てみると、TOPIXの上げ幅が日経平均より小さいことが分かります。

よくネットなどで『日経平均は上がっているけど、自分の株は上がらない!!』なんて嘆きの声をよく聞きましたが、これは日経平均とTOPIXの乖離(NY倍率の上昇)によるものなのですよね。

[底値から7月までの上昇率]
日経平均:140%
TOPIX 132%

とくに2020年5月末からの差は顕著にでています。相場の過熱感の現れでもありますよね。値嵩株によって指数が釣り上げられています。指数遊びの影響も大きいです。

ファーストリテイリングやファナック、ソフトバンクグループなど日経平均株価への影響が大きい株を値嵩株と言います。

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