日経レバ・ダブルインバースは1ヶ月で”○%”減価する!長期保有はダメ!!

経済

「このETFを買うことで倍の利益を稼げます」なんて甘い言葉に乗ってしまうと大体は痛い目を見ます。

日経レバレッジやダブルインバースは減価するため、長期保有には向きません。

でも、長期保有っていったいどのくらいなのでしょうか?



ETFについて


今回紹介する日経レバレッジやダブルインバースは、ETF(Exchange Traded Fund)と言われるものです。(日本語では「上場投資信託」といいます。)

ETFは主に日経平均株価やTOPIX、NYダウなどの指数に連動するように運用されています。

よく「投資信託とETFってどう違うの?」と聞かれますが、株式市場に上場していて取引所で売買できるものがETFという認識で大丈夫です。要は、ネオモバやLINE証券などで個別株と同じように買えるものがETFです。

日経平均連動型ETF

ここでは日経平均株価に連動するETF、以下の銘柄をベースにしたいと思います。

日経レバレッジ (1570):日経平均株価の騰落率の2倍として計算された指数

ダブルインバース (1357):日経平均株価の騰落率の-2(マイナス2)倍として計算された指数

日経レバは日経平均が上がれば利益が得られ、

ダブルインバースは日経平均が上がれば損失、下がれば利益になるETFです。

しかも両方とも、日経平均の騰落率の2倍の利益を得ることができます。

もちろん「2倍儲かる」というのは「損をするときも2倍」ということも頭に入れておかないといけません。

日経レバレッジ ・ダブルインバースの減価

日経レバレッジ ・ダブルインバースは減価していくため、長期保有に向かないとされています。

ずーっと右肩上がりに上昇を続ける場合は、減価はしないですが、そのような値動きはありえなく、株価は一般的に騰落を繰り返します。そうすると、商品の特性上どうしても減価が発生します。


日経平均株価が上下に振れる値動きを繰り返し、再度同じ価格に戻ってきても、ETFの価格は元の価格になりません。これが減価です。

一般に、日経平均株価 の値動きが上昇・下降を繰り返した場合に、マイナスの方向に差(ずれ)が生じる可能性が高くなります。また、一般に、期間が長くなれば長くなるほ ど、その差(ずれ)が大きくなる傾向があります。
一般的に長期間の投資 には向かず、比較的短期間の市況の値動きを捉えるための投資に向いている金融商品です。



2ヶ月間の株価の動き

青線:日経平均
赤線:日経レバ
黄線:ダブルインバース
期間:2020年6月1日〜7月31日

上のグラフは2ヶ月間の株価グラフです。6月1日の株価を100%として増減を表しています。

これをみると、日経平均が上がれば日経レバも上がり、日経平均が下がればダブルインバースが上がっているのが分かりますね。

その変化率がどうなっているかを見てみましょう。分かりやすくなるように3日分の株価をピックアップしてみました。


6月2日、7月3日、7月30日と約1ヶ月間隔です。

この3日間の日経平均株価は101.1〜101.3%とほぼ同じ値です。

6月2日は、日経平均の変化率に対して、日経レバは約2倍の値上がり、ダブルインバースは約2倍の値下がりです。素直な値動きですよね。

日経レバの値動き

約1ヶ月後の7月3日、日経平均はほぼ同じ値なのに関わらず、日経レバは101.6%までしか上がっていません。7月30日も101.9%です。

ダブルインバースの値動き

約1ヶ月後の7月3日、日経平均はほぼ同じ値なのに関わらず、ダブルインバースは95.6%まで下落、7月30日では94.6%まで下落しました。

それぞれの変化率

日経レバは1%弱、ダブルインバースでははじめの1ヶ月で2%、次の1ヶ月でさらに1%下落したことになります。

保有期間

日経レバやダブルインバースの減価は値動きによって変わります。

激しい値動きがあるなら1〜2週間でも大きく減価しますし、

穏やかな値動きなら1ヶ月ほどは許容範囲になるかもしれません。

上のグラフでも、値動きが激しい6月のほうが減価しているのがわかると思います。

売買タイミング

ダブルインバースを売買している人の意見を聞いていると、

「3日以内に売るべきという人」や、「上限は2ヶ月までという人」

さまざまな意見がありますが、

個人的には、

① 基本は1週間以内で売ることを目標とする
② 2週目は保有してても良いが、売り時(利益確定or損切り)を検討する時期
③ 3週目以降はレッドゾーン

みたいな感覚で運用してます。その時の相場状況にもよりますが。。

利益をだしたり、ヘッジに使用したりと目的は多々あると思うので、あくまで一つの参考としてください。

追記:ダブルインバの運用結果

ちなみにですが、個人的なダブルインバ運用結果として、

2020年5月末から6月頭の踏み上げで大損、

2020年11月の24000円ブレイク時にも保有していましたが、6月の時と同じ失敗はしないようにと早々に手仕舞い。(←普段はめったにしない損切りを実施、この判断はほんと自分を褒めてあげたいですww 損失はほんのわずかで収まりました。もし、保有し続けたと思うとゾッとします。。。)

この他は細かい売買をして小さな利益をあげれていましたが、リスクが大きすぎると感じていて、今はほとんど売買していません。

運用は先物


ちなみに、日経レバ・ダブルインバースがどうやって運用されているかを調べてみると、どうやら先物の売買を売買して日経平均の変化率の2倍になるようにしているようです。



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