SBIネオモバイル証券(以下、ネオモバ)のS株の取引は、約定タイミングが決まっています。
前日の21:30までの注文だったら当日前場の始値、
当日の10:30までの注文だったら当日後場の始値
というように注文したタイミングと約定のタイミングがズレるのですよね。
◆株の売買で決められている最低売買単位(1単元)の株数に満たない株式のことを単元未満株と言います。銘柄ごとに1単元=100株(1000株の場合もあり)など売買の最低単位である単元株数が決まっています。ネオモバではこの単元未満株のことをS株と呼びます。
[約定タイミング]
ネオモバでは、注文時間によって約定価格が変わります。注文のタイミングと約定のタイミングは以下の通りです。
0:00~10:30 / 当日の後場始値
10:30~21:30 / 翌営業日の前場始値
21:30~24:00 / 翌営業日の後場始値
注文タイミングと約定タイミングで株価が変わる
ネオモバS株では、注文と約定で株価が変わるリスクは避けられません。
朝一番で買い注文をだしても、約定は昼一番です。午前中はとくに株価が上がりやすかったりするので、場合によっては1割くらい高くなることもあります。その逆で得するパターンもありますが、どうしても損することに目がいってしまいがちですよね。
僕の場合は、できるだけ株価の変動を避けたくて21:30に買い・売り注文をだして、翌日の朝一番で約定するというスタンスにしていますが、仕事であったり、株価の価格変動のタイミングであったりと、なかなかうまくいかずやきもきすることも多いです。
朝一番の約定でも前日の終値で売買できる訳ではないので価格変動のリスクはありますが・・・
指値のススメ
そうなってくると、やっぱり株は指値で売り買いしたいと思いますよね。指値のほうが効率がいいです。
ネオモバはS株だけじゃなくて、単元株も購入できます。
メリットはなんと言っても指値を設定できること!!ここで入力した株価になれば約定、もし指値まで株価が下がらなければ注文はキャンセルという内容です。
この指値を使って、実際に単元株を買ってみました。
まずは実体験を通して感触を得ることが大切です、短期で売買してみましょう。こんな感じです。
タカミヤ (2445)という銘柄を5月18日 455円で指値注文。その日の最安値タイミングで買うことができました。
その後すぐに482円で売り注文。2日後にはその株価まであがったのでそこで自動的に約定します。
指値注文をだしておくと、市場に張り付いておく必要はありません。仕事中であれ、注文さえ出しておくとその価格になったら売買してくれるのです。
今回は単元株での取引なので、買いは45,500円(455円 x 100株)、売りは48,200円(482円 x 100株)
損益は、プラス2,700円(プラス6%)でした。
狙い目は1,000円以下の銘柄
S株に比べ、単元株だと思い通りの価格で売買できます。もちろん株価は常に変動しているので、狙った価格にならないこともあり結果的に買い時を逃すというデメリットもありますが、ある程度自分の意思を通すことができる買い方です。
と言っても、トヨタ自動車のように1株が7,000円ほどするものだと単元だと70万円必要になりますし、そうなるとちょっと高額すぎますよね。
狙い目なのは数百円で変える銘柄です。上に挙げたタカミヤ だと1株ワンコイン以下なので、単元でも数万円レベルです。
単元株を買うのに必要な運用資金は?
安いものだと単元株でも数万円で買うことができますが、仮に運用資金が5万円だけだったとして、単元株を買うというのは少しリスキーな感じもしますよね。この運用資金だとS株を複数銘柄かってリスク分散したほうがよいかと思います。
単元株、S株ともにメリットデメリットはあるので、自身の資金の中でうまくポートフォリオを形成していただけたらと思います。