【投資初心者向け】業績の良い会社が選ばれるJPX日経インデックス400とは?日経225との違いは?

JPX日経インデックス400は、日本取引所と日本経済新聞社が共同開発した株価指数です。

日本全体の動きを表すと言われている日経平均株価は225銘柄で構成されていますが、ファーストリテイリング、ソフトバンク、東京エレクトロン、ファナックなど影響度の高い銘柄上位4社で全体の21%のウエイトを占め、これらの銘柄の値動きによって日経平均株価へ大きな影響を与えています。

今回は、JPX日経インデックス400について分かりやすく解説したいと思います。

JPX日経インデックス400とは

日本取引所と日本経済新聞社が共同開発した2014年から算出を開始している新たな株価指数です。

JPX日経400では指数が特定の銘柄に影響されないよう、採用する銘柄の構成比率上限を1.5%を目安としています

JPX日経インデックス400は、JPX日経400とも呼ばれています。

JPX日経インデックス400の構成銘柄

JPX日経インデックス400は、東証第一部、東証第二部、マザーズ、JASDAQに上場する400銘柄で構成されています。

銘柄は「投資家にとって投資魅力の高い会社」で構成されいて、過去3年間に営業赤字がないことや、売買代金、3年平均ROE、時価総額などをもとに選定されています。

選定は1年に1回、8月に行われています。上場廃止等があってもその都度の追加は行いません。

[構成銘柄一部抜粋]
ソニー、日本電信電話、任天堂、キーエンス、トヨタ自動車、NTTドコモ、KDDI、第一三共、花王、武田薬品工業、三菱、FJフィナンシャル・グループ、リクルートホールディングス、本田技研工業、HOYA、信越化学工業、ソフトバンクグループ、東京海上ホールディングス、三井住友フィナンシャルグループ、ダイキン工業、みずほフィナンシャルグループ

日経225に比べて投資優位性はあるか?


JPX日経インデックス400は、「投資家にとって投資魅力の高い会社」で構成されていて、選定基準をクリアした会社は一般に資本効率が高く業績の良い、適正な企業統治が実現されている銘柄が選ばれています。

JPX日経400はさまざまなETFが登場していますが、市場の評価としては日経225と比べて良好なリターンが得られているものではありません。

しかし、前述のように「投資家にとって投資魅力の高い会社」で構成されているため、長期的には保有する価値はある銘柄です。JPX日経インデックス400は、資本の投資効率や企業ガバナンスを重要視した投資や、日経225のように値がさ株の影響を受けにくいとして好まれる傾向があります。

[ETFとは]
ETF(Exchange Traded Fund = 上場投資信託)とは日経225(日経平均株価)やTOPIX、JPX日経400などの株価指数に連動するように運用されている投資信託です。分散投資が手軽にできるとして人気を集めています。
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