日本のGDPの推移

GDPとは

GDP(Gross Domestic Product)は国内総生産と言われ、1年間に国内で生産されたモノやサービスの付加価値の合計を表したものです。

GDPには、名目GDPと実質GDPの2種類あります。

  • 名目GDPは、実際に市場で取り引きされている価格に基づいて推計された値
  • 実質GDPは、名目GDPから物価の変動による影響を取り除いた値

このGDPが前年に比べどれくらい増減したかを表すのが経済成長率です。経済成長率も名目と実質がありますが、物価変動による影響を除いた実質GDPを用いることで、経済の実状を知ることができます。

単に「経済成長率」や「成長率」と言われる場合は、実質GDPで見ることが一般的です。

また、日本企業が海外で生産したモノやサービスなどはGDPには含まれません。GDPはあくまでも”国内”で生産されたモノやサービスの付加価値の合計となります。

名目GDP 推移

1955年には8.7兆円だったGDPは、神武景気、岩戸景気、いざなぎ景気という高度経済成長に支えられ、一気に拡大。景気の浮き沈みはあったものの1970年代の安定成長時期、1980年代のバブル期と名目GDPは右肩上がりに上昇を続けました。

バブル崩壊後、名目GDP 500〜550兆円の時期が続いていましたが、2008年のリーマンショックで大きく下落。その後アベノミクスによる景気拡大で550兆円を超えるまでになりました。

実質GDP 経済成長率

大きな経済の流れは「名目GDP 推移」で説明した通りではありますが、経済成長率では、

高度経済成長期、70年代80年代の成長期、バブル崩壊後の低迷期、2002年以降の緩やかな景気拡大期などがより分かりやすくなっています。

1974年のオイルショック、1993年のバブル崩壊、2009年のリーマンショックによる影響も直感的に表されています。

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