株価へ影響を与えるFOMCとは? 声明文の発表で高騰?下落?

FOMCとは(Federal Open Market Committee:連邦公開市場委員会)とは、FRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)が開催するアメリカの金融政策を決定する会合のことです。

と言っても難しいですよね。FOMC?FRB???何それって感じで。

アメリカにも日本にも、どこの国にも重要な金融政策を決定する機関があります。そこで決められる政策がマーケットへ大きな影響を与えます。

今回は、アメリカの金融政策を決定する会合「FOMC」について分かりやすく解説したいと思います。



FRBとは

FOMCの前にFRBについて見ていきましょう。

ニュースなどでも度々耳にする言葉なので、聞いた事がある人もいるかと思います。

FRB(Federal Reserve Board=連邦準備制度理事会)とは、アメリカの中央銀行制度の意思決定機関です。

理事会に選ばれた7名がさまざまな意思決定をします。現在のFRB議長はジェローム。パウエル氏が務めています。

FOMCとは

FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。

さきほどのFRBのメンバーが行う会合がFOMCです。

FOMCメンバーは、FRBの7名と、ニューヨーク地区連銀総裁1名、ニューヨーク以外の地区連銀総裁4名 の合計12人で構成されています。

FOMCはいつ開催される?

FOMCの開催は原則として年8回、約1ヵ月半に一回行われます。

FOMCでは何が決められる?

FOMCでは、政策金利(FF金利)の引き上げ、引き下げなどの政策、通貨流通量の調節などを行います。

これらの結果によっては、株価や為替レートが大きく動くことがあります。

一般的に金利が下がれば、企業は資金を調達しやすくなり、設備投資の増加など業績が向上すると言う期待から株価は上がりやすいです。

債権の金利も低くなるため、保有資金を債権ではなく株式市場へする投資家も多くなり、株価が上がる要因となります。

FOMC 声明文の発表はいつ?

FOMC開催の最終日に声明文の発表が行われます。アメリカのみならず世界中が注目するビッグイベントです。

この記事を書いているのが6月10日なのですが、日本時間6月11日3:00には世界経済の動向を査収するような会合の結果が発表されます。

今回は、イールドカーブ・コントロール(YCC)を導入するのかどうか?金融緩和柵についてどのような発言があるか?が焦点です。

すでにマーケットではイールドカーブ・コントロール(YCC)を織り込んでドル安になっています。正式に導入が発表されたら更にドル安は進むと思われます。

仮に、何も言及がなかったら、反動の動きのドル高(円安)となり日本の株価はさらに一段と高騰していくと思われます。

いずれにしてもFOMCの発表によりマーケットが大きく可能性があります。

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