気候変動枠組条約締約国会議 (COP)とは

本記事では、世界の指導者、専門家などが一堂に会し地球環境を含め多くの国際条約を決定するための最高意思決定機関のCOPについてシンプルかつ分かりやすく解説したいと思います。

気候変動枠組条約締約国会議 (COP)とは

気候変動枠組条約締約国会議(COP:Conference of the Parties)は、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを究極の目標として1992年に採択された「国連気候変動枠組条約」(UNFCCC)に基づき、1995年から毎年開催されている年次会議です。

京都議定書やパリ協定など、温室効果ガス排出削減のための国際的な取り組みなどがこの会議によって採択されています。

国連気候変動枠組条約
大気中の温室効果ガス(CO2,メタンなど)の濃度を気候体系に危害を及ぼさない水準で安定化させることを目的とした条約です。1992年5月に作成し,1994年3月に発効しました。締約国数は197か国となります。



気候変動枠組条約締約国会議(COP)の参加国は?

COPは気候変動枠組条約における最高意思決定機関です。全ての条約締約国の197カ国が参加します。

気候変動枠組条約締約国会議(COP)の開催頻度は?

COPは年に1回開催されます。1995年から始まり2019年には第25回会議が開催されました。

気候変動枠組条約締約国会議(COP)への日本の出席者は?

小泉進次郎環境大臣,外務・経済産業・環境・財務・文部科学・農林水 産・国土交通各省の関係者などが出席します。

これまでの代表的な会議内容

1992年 気候変動枠組条約(UNFCCC)採択(1994年発効)
1997年 京都議定書採択(COP3)(2005年発効)
2009年 「コペンハーゲン合意」(COP15)
2010年 「カンクン合意」(COP16)
2011年 「ダーバン合意」(COP17)
2012年 「ドーハ気候ゲートウェイ」(COP18)
2013年 ワルシャワ決定(COP19)
2014年 「気候行動のためのリマ声明(Lima Call for Climate Action)」(COP20)
2015年 パリ協定(Paris Agreement)採択(COP21)(2016年発効)
2018年 パリ協定実施指針(Paris Agreement Work Programme)採択(COP24)

タイトルとURLをコピーしました