2018年9月20日にNTTドコモが5Gのプレサービスを開始してから半年が経過、ついに大手3社から5Gサービスが開始されました。
5Gとは「超高速・大容量」「超低遅延」「多数同時接続」という3つの特長を持つ次世代移動通信システムです。これらが私たちのライフスタイルを大きく変えることになります。
もっとも早く開始したのはNTTドコモです。5G通信サービスを2020年3月25日(水)から提供開始。2020年3月末時点では全国150か所、まずは大型の主要駅とスタジアム等からはじまり、順次エリアを拡大予定です。次いで26日にはau、27日にはソフトバンクがサービスを開始しました。
今回は、ついに出揃った大手3社のサービスの概要をシンプルかつ分かりやすく解説したいと思います。
コンテンツ
5Gのサービス開始は?
- NTTドコモ:2020年3月25日
- au(KDDI):2020年3月26日
- ソフトバンク:2020年3月27日
5Gサービスの開始時期は25日にNTTドコモ、26日にau、27日にソフトバンクとほぼ同時スタートです。
料金プランは?
- NTTドコモ:5Gギガホ
- au(KDDI):データMAX 5G
- ソフトバンク:メリハリプラン
各社5G向けに「高速」「大容量」というメリットを打ち出したプランを展開。
データ容量は?
- NTTドコモ:100GB (キャンペーン適用で無制限)
- au(KDDI):無制限
- ソフトバンク:50GB (SNSや動画サイトなどカウントフリー)
NTTドコモは月間データ容量を100GBとしつつ当面はキャンペーンで容量無制限になります。auは注釈なしで容量無制限。ソフトバンクはデータ容量を50GBとしつつSNSやYoutube、GYAO、huluなどの動画サービスをカウントしない限定的な無制限サービスとなります。
料金は?
- NTTドコモ:4480円〜
- au(KDDI):3460円〜
- ソフトバンク:3480円〜
上記は、キャンペーンなどの割引を適用した料金です。月額料金は現行の4Gと比べ高くなりがちですが、プランによっては上がり幅を数百円程度に抑えることが可能です。
5G対応エリアは?
- NTTドコモ:スタジアム・オリンピック関連施設や交通・観光・商業施設、ドコモショップなど、5G基地局を設置した約150カ所の施設
- au(KDDI):エリアマップ参照
- ソフトバンク:エリアマップ参照
現在はエリアが非常に狭く、5Gを契約したとしてもほとんどは4Gでの通信になります。
au(KDDI)・エリアマップ・東京駅周辺
ピンクの丸印が5Gエリア
ソフトバンク・エリアマップ・東京駅周辺
東京駅周辺のピンク色箇所が5Gエリア
テザリング制限は?
- NTTドコモ:100GB (キャンペーン適用で無制限)
- au(KDDI):50〜80GB(プランによって異なる)
- ソフトバンク:50GB (SNSや動画サイトなどカウントフリー)
通信速度は?
多くのガジェットブログなどで5Gを利用したスピードテストが実施されています。速度は300Mbps程度と4Gよりは速いものの、その差は大きなものではありません。
海外では、米シカゴ・Verizonの5Gサービス開始当初に測定したデータでは1Gbps以上を記録しているレポートが数多く上がっていました。
日本国内で5Gの恩恵を実感できるのは、エリアがさらに広がり、通信速度が1Gbpsを超えてくるあたりでしょうか?インフラの整備にもう少し時間を要しそうです。