プラグラミング言語「PYTHON」を使ってみよう!!
業務自動化・効率化の実例を踏まえ、解説できればと思っています。対象は、プログラムを学び始めた初心者向けとなります。

コンテンツ
リストとは?
リストは、任意の型のデータを格納できるコンテナです。
もっと噛み砕いて言うと、リストとはその言葉通り、多くの人がイメージする「数値が並んでいるリスト」「名前が並んでいるリスト」そのものです。
“任意の型のデータを格納できる”とは、整数であったり、小数点をもつ数値であったり、文字であったり、どのような型でもリストに入れることができることを意味します。
リストの書き方
リストは、通常[]で囲み、要素の区切りはカンマを使用します。
a = [1,2,3,4,5]
print(a)
print(len(a))
print(a[:3])
print(a[3:])
“a”というリストに1から5までの数値を格納しました。
2行目からは、そのリストから数値を取得しています。書き方によって、得られる数値が異なっているのが分かると思います。
print(a)では、全ての数値
print(len(a))では、要素の数。1から5まで5つの要素なので、要素の数は5です。
print(a[:3])はスライス。インデックス3までの数値を取り出しています。
print(a[3:])もスライス。インデックス3以降の数値を取り出しています。
出力はこちら。
[1, 2, 3, 4, 5]
5
[1, 2, 3]
[4, 5]
リストは、整数、浮動小数点、文字列のどれでも使用可能です。ここでは、ほんの一部だけしか記載していませんが、リストは値を追加したり、スライスしたり、エクセルのようにsumで合計を表示させたりと様々な事ができます。
かなり頻繁に使用される部分でもあるため、しっかりと覚えておきたいですね。実際にプログラムを書きながら学習すると、リストというものを感覚的に理解できると思います。
空のリストの作り方
“空のリストを作る”とは、まだ何も入っていないコンテナを作るということです。入れ物だけ先に作っておいて、あとでそこにデータを入れていきます。
lists = []
空のリストは、[]で囲う事でつくることができます。
これでlistsという変数に、データを入れていくことができます。
空のリストへのデータの入れ方 数値
lists = []
lists.append(1)
lists.append(2)
lists.append(3)
print(lists)
出力
[1, 2, 3]
リスト名.append()でリストに数値を入れる事ができます。リストへの数値代入として最も基本的な入力方法です。
ここでは、listsというリストに1,2,3の数値を代入しています。
空のリストへのデータの入れ方 計算式
lists = []
for x in range(1,11):
lists.append(x+5)
print(lists)
出力
[6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15]
リストには計算結果を代入することもできます。
for文、Range関数の組み合わせで1から10までの数値をxに代入し、そのxに5を足した数をlistsに入れていきます。
1+5, 2+5, 3+8….となるので実際にリストに入る数値は、6, 7, 8….となります。
リストからデータフレームを作成
pandasを使用してリストからデータフレームを作成します。
import pandas as pd
lists = [1,2,3,4,5]
df = pd.DataFrame(lists, columns = ['data'])
print(df)
これでデータフレームを作成することができました。
データフレームからcsv書き出し
データフレームからcsv書き出しをするには、DataFrame.to_csv() メソッドを使用します。
import pandas as pd
lists = []
lists.append(1)
lists.append(2)
lists.append(3)
lists.append(4)
lists.append(5)
df = pd.DataFrame(lists, columns = ['data'])
df.to_csv("df_test.csv")
上のプラグラムを実行するとcsvファイルが書き出しされます。
A列にはインデックス、B列にはリストのデータが書き出しされています。
空のリストを作り、そこにデータを代入しデータフレームを作成する。そのデータフレームをcsvで書き出しすることで、エクセルで数値を確認することが可能です。