iPadのエクセルは仕事で使えるの?
⇨ 2週間ほど使用してみて、やっぱり色々な制約があるのだなと感じてます。
1ページで収まるような表の編集であるとか、請求書みたいな類は十分使えそうかなと思いますが、大量のデータを扱うようなものは不向きかなという印象です。
iPad版エクセルの独特な操作方法に慣れることも必要です。タッチ操作に最適化されているので、Windows版エクセルをマウスでカチカチと操作するのとは操作性がかなり異なります。
iPadでは資料やデータをラフに仕上げて、デスクトップで細かいところを修正し完成させるというのが良さそうです。
コンテンツ
iPad版エクセルを使うには
買い切り版はないのでMicrosoft365に契約する必要があります。料金は年間12,984円または1ヶ月ごとの契約であれば1,284円/月です。エクセル、ワード、パワーポイント、etc..などアプリが使えます。詳細はこちらから。
パソコンライクに使えるiPad版エクセル
iOSのアップデートにより、パソコンライクに使えるようになりました。
Bluetoothでマウスやキーボードを接続、USBメモリを介してのデータ読み書きなどができるようになりました。
↓ これ使ってます。小型なのでモバイル用途に最適!!
iPad版エクセルでできないこと
前置きが長くなりましたが、本題です。2週間程度使用して、困ったところ、使いにくいなと感じたところを記載しておきます。
※使いはじめなので、もしかしたら操作方法のミスや設定、または今後のアップデートなどでできるようになる可能性があります。あくまでも僕自身が現時点で感じていることです。
ちなみに主な用途としては、数百個のデータからグラフ作成、報告書の下書きなどです。
オートフィル
連続データを入力したくてオートーフィルをしても表示されている画面内までしかドラッグできない。パソコンであれば、画面外までドラッグで引っ張れるがそれができない。
グラフの軸の設定
グラフを作り、軸を拡大しようしてもできない。自動で決まってしまう。
グラフ データ選択
グラフの「データ選択」が見れない。パソコンのように「データ選択」画面で追加や編集ができない。
CSVファイル
USBに入っているCSVファイルを読み込ませようとしたとき、通信していないと開くことができない。
マクロ
マクロは使えない。
行高さ、列幅
行高さ、列幅の変更は可能だが、数値管理できないので、サイズを揃えるのが難しい。
画像の拡大縮小
画像の拡大縮小は1画像ずつする必要がある。複数画像を選択して拡大縮小ができない。複数画像のサイズを合わすのが難しい。パソコンのように数値入力はできない。
まとめ
大量のデータを扱うのでオートフィルは致命的かなと思ってます。あとはグラフ関係に制約が多いですね。見た目を整えるっていうのも不向きです。あくまでもタブレットなので割り切った使い方が必要かなと思います。