週休3日制なんて幻想か?

昨日の日経に「自民提言、選択的週休3日 働き方を柔軟に」という記事が記載されていました。

そういえば年初の社内報にも「週休3日制」っていうキーワードが記載されていたのを思い出しました。

業務効率化によって、同じ仕事量を短い時間で処理して、賃金はそのままで労働時間を短縮する。休日は2日から3日へ。個人の裁量で仕事をコントロールして、さらには労働時間ベースの人事評価ではなくて、あくまでも成果物によって評価される。

さらには、自由に使える時間が増えることによって、副業をしてお金を稼いだり、勉強の時間にあててスキルアップを図る。

というようにきれいな言葉ばかり並べがちですが、なんて言うか夢物語を聞いているような気持ちになります。

もちろん、こういうことを熟す能力の高い人がいるのは事実ですが、、、多くの会社、多くの人にとってこの仕組みがうまく回るのかどうか、かなり怪しく思えますね。


ユニクロは勤務時間を調整することにより、賃金を保ったまま週休3日制を実現しているよう。しかも2015年から本制度を採用しています。そんな前から取り組んでいたのですね。

Q 週休3日制度とはどんな制度?
A 「変形労働制」を利用した働き方で、1日10時間×土日を含む週4日の勤務で、通常のフルタイム勤務(8時間×5日=週40時間)と同額の給与を支給します。お休みは週に3日、平日に取得いただきます。

※ユニクロHPより

水処理大手のメタウォーターも2018年より週休3日制度を採用しています。ユニクロと同様に賃金を維持して、労働時間で調整しているようです。

当社はこのほど、働き方改革の一環として、多様なワークスタイルの実現により付加価値の向上を図るべく「週休3日制」のトライアルを開始します。
当社はこれまで働き方改革の具体的施策として、サテライトスペースの整備やテレワーク制度の導入に向けたトライアルの実施など、多様なワークスタイルの実現にむけた基盤固めを進めてきました。

※メタウォーターHPより

一方、みずほFGは基本給を減給して休日を増やす仕組みを構築しています。

週休3日だと2割減、週休4日だと4割減というのだから、収入へ大きく影響します。一部ではコストカット政策などと呼ばれますよね。


これからの社会において、選択的な働き方はあるべき姿だと思いますし、副業ももっと広がっていって欲しいと思います。

これからの若い人は、そういう観点で自分の能力を伸ばしていって欲しいですし、会社もこの流れを受け入れるような社会になって欲しいですが、現役世代がこういった方向へ舵を切れるかと言うと、非常に難しく思えます。

周りを見ていても、スキルや考え方含めて「副業に適した能力」を持っている人じゃないと、なかなかうまく出来ていないのが実情です。皆が皆副業案件にありつける訳ではありません。

どちらかというと、みずほの例じゃないですが、企業主体の給与削減策が多くなりそうな気も。。。耳障りの良い、きれいな言葉を並べやすいのが余計に厄介ですよねww


もちろん、育児や介護のために週休3日を選択する人もいますし、そういう人たちにとって仕事と家庭を両立できる制度として大きなメリットがあると思います。

ちなみに厚生労働省によると、週休3日制度を採用している企業は8.3%あるようです。